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テオが兄で、レイは妹。
テオはレイを守る為に、少しでもレイが辛い思いをしないように、養子になることを受け入れた。
だが、夫婦を信じたからではなく、温かい寝床があると思ったからそうしただけだった。
レイの為に。
たった一人の家族を守る為に。
レイ以外誰も信用しないテオにとって他人の世界に入ることは面倒でイヤだった。
そんなテオが養子になったのは、まだ10才の子供が生きていくには大人の力を頼らなければならないことを知ってしまったからだ。
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