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たくっ……何だったんださっきの女は。
おかげで死ねなかったじゃねぇかっ。
そんな事をぶつぶつ言ってるとベッドの横のカーテンが行きなり開けられた。
「おいっ、生きてるかぁ?」
「何だよ大、失礼にもほどがあるぞっ。」
コイツは笹川大輔、幼稚園からすっと一緒にいる唯一の奴で、まぁ腐れ縁ってやつだ。
「んで、何しにきたんだよ。」
大「お見舞いだよ、お見舞い。早く良くなってまた遊ぼうぜっ。」
笑いながらそう言ってくる大輔に俺は嫌悪感を覚えたが、こいつは何も知らない……
だから俺は……
「おうっ、また遊ぼうぜっ!いろいろ行きたい所もあるしなっ。」
大「それにしてもなんで倒れたんだ?」
くそっ、人の言いたくなところを突いてきやがって…
「俺にもわからんよ……そろそろ検索の時間だから今日は帰ってもらえるか…」
大「わかったよ、まぁなんか欲しい物があったらケータイに連絡くれよなっ。
んぢゃぁなっ。」
そう言って大輔は帰った。
俺は心に訳のわからないイライラを残したままベッドに横になった。
多分これはあいつに対する妬みか何かだったと思う。
ク
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