始まりの夜………

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このイラつきはなんなんだ……   そう思いまた病室を抜け出して俺はは屋上に行った。      屋上に着くとタバコの匂いがした。 匂いの方向には看護婦らしき女の人がタバコを吸っていた。   「やべっ、見つかっちゃったかなっ。」   そんな事を言いながら女の人は近づいてきた。     「なんだ君、みない顔だねぇ。」   「どうも、昨日入ってきた狛乃諒です。」   「あぁ昨日入ってきた子かぁ。私がヤニ吸ってたこと誰にも言うなよっ。」   「言いませんよ。その代わり俺にも一本くれませんか?いま無性に吸いたいんです。」   「君未成年だろ?お姉さん関心しないなぁ。」   「いいじゃないですか。誰にも言いませんから。」   「しゃあないなぁ、ほれ一本だけ。」   「火はいいです。ありますから。」   俺はズボンからジッポをだして火をつけた。   「おっ、いけるくちじゃん。お前高校生だろ?」   「だからいいじゃないですか。久々にすったなぁ……」   「まぁいいかっ。私は行くから火は消してけよ。」   「わかりました。」   そいいって看護婦さんは屋上からいなくなった。      久々に吸ったタバコは美味しいとか思えなかった。 だけどこのイライラを押さえられるならなんでよかった……
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