始まりの夜………

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少し走ると購買についた。    「もういいだろ?それじゃあな。」   そお言って立ち去ろうとすると服の裾を掴まれた。     「まだなんか用があるのか??」   「私いまお金ないから立て替えてぇ。」   「なんで俺がお前の飯だいを立て替えなきゃいけないんだ。」   「急いで病室から出てきたからお財布ないの。だからお願いだよぉ。」   「知らないよそんなの。」   「やだやだ、買ってくれなきゃやだぁー」   そんなこといいながら大声で暴れ始めた。   放っておこうと思って立ち去ろうと思ったら購買のオバチャンが、「そのくらい貸してあげなさいよっ。」   とかぬかしやがった。 回りのオバサン達もヒソヒソと話していた。   クソっ、この女計算しやがったな。   仕方なく立て替えてやって立ち去ろうしたときまた裾を掴まれた。   「屋上につれてって。」   「はぁなんで俺がっ」   「連れてってくれなきゃまた暴れる~」   また騒がれてオバサン達に小言を言われるのは困る、仕方なく歩こうとすると背中に飛び乗ってきやがった。 「元気出してレッツゴー!!」         もう言い返す気力もなく仕方なしに屋上に歩いて行った………
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