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『まぁ、これ以上の聴取は無意味だな。お疲れさん、帰って良いぞ』
『では、失礼します』
ミリアは席をたち丁寧にお辞儀をしてその場を後にした。
外はすっかり陽も落ちて辺りは闇に包まれていた。ミリアは孤児院の方に足を進める。15分くらい歩いてから誰かが後を付けていることに気がついた。
『なに…誰?』
怖くなり早足になる。怖い、そう思いながら家路を急いだ。
だが、足音は一定の距離を保ちながらついてきた。意を決して後ろを振り返ると一人の男が立っていた。
『なんなんですか?人の後ろをついてきて?』
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