REGULATION

３章

街灯の下でまちやがて追っ手であろう青年が現れた。

『なんで、私をつけて来たんですか？』

その声には緊張しているのが解るほど震えていた。

このあとの事は大体予想がつく、相手の動きを見ながらこの先の大通りに逃げれるように体勢はとっておく。

だが思いもよらない言葉が耳に入る。

『――アンタは罪人だ…』

『え？』

聞き返す

『アンタは罪をおかしている。』

罪…私が？なんの？訳がわからない。