第2話
2/4
読書設定
目次
前へ
/
204ページ
次へ
暑い。 陽炎揺らめくアスファルトの上を俺たちは会話もなく歩いていた。 油蝉が頻りに鳴いているため、この沈黙はきにならない。はず。 「ねぇ。」 栗色の外跳ねのボブカットの髪が歩く度にふわふわ動く。 21歳になっても好奇心旺盛の彼女は大きな二重の目をキョロキョロ動かし、真直ぐの道を右へ左へと歩き、横道を覗いた。 「何でこの時間に呼び出されたの?くそ暑いんだけど。」
/
204ページ
最初のコメントを投稿しよう!
90人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
0(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!