第3話

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「ま、いいけど。」 再び前をむいて右へ左へとうろちょろする理乃。 だから、暑いんじゃないのかよ…。まぁ、そんなところも可愛いんだけど。あぁ、煩いとか言わないで!暑さでおかしいだけなんです! 目的地の喫茶店、"喫茶&バー CROWN"のチョコレート色した扉を開けると、ガランゴロンとベルが音を立てた。 馴染みのマスターとアルバイターの玲さんがいらっしゃい、と声をかけ、いつもの決まった一番奥の二人掛けの席に案内してくれる。
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