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神様ってあの神様!? っていうかあのオレンジの人も何様? 「とりあえずお前等には旅してもらうから」 『は?』 素敵に他の二人とハモった。 今なんとおっしゃいました? 「旅しろっつったんだよ」 「なっ!?心読んだ?」 「なにせ俺は神様だからな」 ふふん、と鼻をならす自称神様。 話が読めないんですけど。 「お前等退屈そうにしてたからな。俺様がそんな事言えねぇようにしてやるっつってんだよ」 「なにそれ!?」 「いいか、とりあえず名前も変えてもらうぞ」 「ちょっと、勝手に話進めないでよっ」 ぽん。 突然肩を叩かれて、振り返った。 「なにっ」 「これも何かの縁です。頑張りましょう」 「~~~~っ、だってっ」 「あの“神様”は、多分僕等が旅を終わらせないと元の世界には戻さない気だと思いますし」 「流石お前は飲み込みが早ぇな。その通りだ」 「それで、名前を変える事には何の意味があるんです?」 じっと前を見据え、自称“神様”の答えを待つ。 「そのほうが面白くなりそうじゃん」 あーもう。 疲れるわこの人。 「そこの女は…そうだな、和泉。で、お前が梓。おいそこのオレンジ頭の王子!お前は遼だ!」
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