金魚鉢

2/3
前へ
/11ページ
次へ
次の日、朝起きると 左胸に刃物を突き刺して 自らの手を真っ赤に染めて 彼女は 安らかに 眠っていた。 僕はこの事を 誰かに知らせようと 受話器を取った。 すると 近くに置いてある 金魚鉢に めが釘付けになった。 彼女の字で書いた メモが水に揺れていた。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加