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「で、でも、きみと話しても仕方ないし、あたしはもう死ぬわ」
彼女はそう言うが早く、またもや俺に背を向ける。
「やっぱ、本当に、自殺するのか?」
「止めても、無駄よ?」
「――ハッ!」
彼女は俺の嘲笑に振り向き、「な、何がおかしいの!」と声を上げた。
「ラブレターをレジの子に渡したら『温めますか?』と言われながらビンタされた俺をなめるな!」
「あんたそれ――。バカ!」
「ちなみに接着剤の時の子と同じだッぜッ!」
「くっ付こうとしたの!? その子と!」
「くっ付こうとしたぜ! その子と!」
熱を帯びたラブレターを返された武勇伝。泣けてくるぜ!
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