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...100年後。
聖人"クライシス"の活躍で平穏な生活を過ごしている。
ここは、"フィンキー村"。
とても小さい村で、貧しいながらものどかな生活を送っている。
そしてその村に住んでいる男の子、"ソラト"。
彼がこの世の運命を変えていくことになるとは、まだこの時は誰も、知らない.....。
「それじゃ、母さん。遊びに行ってくるね。」
ソラトは家の玄関で靴をはきながら母親に言った。
「ハイハイ。気を付けて行って来るのよ。あ、そぅそぅ。この前みたいなバカはやってくるんじゃないよ!!」
「分かってるって。人の家に爆竹なんて投げないよ。」
そぅ言ってソラトは勢いよく玄関をとび出していった。
「ホントにわかってんのかねぇ、あの子は...。」
母親は心配気にソラトを見送った。
が、「まぁ、いいわ。被害を受けるのは私じゃないし。」と言って部屋に戻って行った。
ソラトは家を出た後、近くの河原に向かった。
「おっ、いるいる。お~い。」
ソラトは河原にいる子供に手を振りながら駆け寄った。
河原にいた子供はソラトの声に気付いて振り向き、てを振り返した。
「遅いよ~、ソラト。」
「待ちくたびれたよ~。」
「悪いな、テンカ、ソウジ。いろいろと手間取ってな。それじゃ、行こうぜ。」
ソラトはテンカとソウジを連れて村長の家に向かった。
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