不動明王
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いくらか目がなれた。太い丸柱が、暗い中にも、黒くにぶくひかっている。 「あっ!」 梵天丸は、思わずたちすくんだ。 ぎらっと光る三つ目が梵天丸を見おろしていた。 額をわってたてについた目がおそろしい。 〈化物!〉 むっと横一文字の口、口のはしから二本の牙がつきでて、くちびるをまくれさせている。剣まで持っている。諸刃の肉のあつい大きなつるぎだ。その背には、めらめらともえあがる火焔があった。
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