君が俺の…

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「翼!今あの神宮アキラがおまえの美沙をつれて歩いてたぞ!いいのか?」 机にぷっつぷしていた翼はああアイツかと思った。 「いいも何もしょうがねーじゃん。つきあえるようになったんだな。よかったな。」 「お前ガキか!あの子大事じゃないのか!イヤイヤつれていかれたぞ」 「んー?いいんじゃね?もう俺かんけーねーし。」 頭に手をあておせっかいな翼の初めてできた友達樹基洋(きもとひろ)は写真部でジャーナリズムなことに興味しんしんだから裏情報もつかんでいた。 「アイツ女グセ悪くて陰では女ひっつかまえて遊んでる奴だぞ!あいつの餌食になっていいのか!」 神宮のいろんな女とイチャついてる写真を見せる。 「‼美沙が危ない‼」 翼はダッシュで倉庫へ行こうとする。 一方美沙は。 「イヤ!離して!」 「恥をかかせやがって許さないぞ。しかもあの琉堂翼の女となればもう…」 嫌らしい目とよだれを腕で拭く姿を見て身の危険を存分に味わう美沙。 (翼君はこの人がこんなひとって知ってたのかな。翼くんはいつもまっすぐでアキラ先輩もそういう人だと思ってた😭男見る目ないのかな私。どうなっちゃうの?) ずるずる連れて行かれ倉庫にたどりつき神宮アキラは美沙を押し倒す。 無理やりキスをしようとするから必死に抵抗して暴れる美沙。 「助けて!翼君!」 「その名を呼ぶなぁぁ💢」 怒りに我を忘れ美沙をなぐる神宮アキラ。 そのショックで気をうしなってしまう美沙。 「やっとおとなしくなったか…では…」 服に手をかけようとしたとき。 ガラっ‼ 危機一髪で翼はあらわれる。 気を失っている美沙を見て。 「美沙に何をしたぁぁ💢」 遅れてカメラをかまえた洋もたどりつき。 「絶対許さないぞ!」 「ひえぇぇぇ」
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