プロローグ

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  そしてオレは、 近くに店員がいるかどうか 確認することしかできず、 結局、背を向けて知らないフリ をしているしか出来なかった。   すると、ドン!、 という重い音とともに、 人が倒れた時の音が響いた。 たぶん、殴られた。   他の人は!? と思ってあたりを見渡しても 知らないフリ…   そうだ、他人なんだよ。 オレが出る幕じゃないんだよ。 みんなそう思ってるから ヤツを止めようとしないんだ。 怖い思いなんてしなくても いいんだよ。 オレはオレ自身に言いきかせた   さらに、V使いはヒートアップ して、スゴい大声で怒鳴り 始めた。 ヤツらの手が上がった。 二発目を与えるのか…   V太「アァン?」。 主「あ、の……」。   オレはすぐに手を放した。   V太「何かあんのか!」。 主「い、いや、あの…そ…」。   オレは無意識に 手をつかんでいた。   自分でも驚きだ。   V太「このッ!」。 主「ヒッ!?」。   V使いに殴られると 思ったその時…   Z雄「オイ、落ちつけ」。 V太「な、なにを言って ……チッ」。   まわりから白い目線の 脚光を浴びていた。   Zガン逃げズは、去っていき、 オレ自身は床に膝をついた。   主「こ…恐かった」。   オレはとりあえず自由使いさん のほうをみて大丈夫そうに 立ち上がったから 一声かけようとした。   主「あ、あの…だいじょ…」。 が、自由使いさんは去っていく Zガン逃げズにはっきりと 言い放った。そう   自使「マナーが守れないクズや デブがゲーセンになんか 来んな!落ちろ!バカ」。 V太「なんだとぉ!!」。 主「お、おんなのこぉ!?」。   女の人の声で   第一話 終
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