17の夏

6/18
前へ
/18ページ
次へ
授業を受ける気にもならず、気付けばお昼。 食堂にお昼ご飯を食べに行くと、 どんっ 「ゔっ。」 いきなりの背中への衝撃に変な声が出た。 「新ちゃん!ご飯一緒に食べよー!!」 後ろをみると、春人が後ろから抱き着いていた。 「はーなーれーろー!!」 俺は春人をはがそうとした。 「やーだー!!なんで!? 僕は新ちゃんの婚約者でしょ!?」 「……は?」 春人をひきはがそうとする手が止まった。 と同時に、春人の声がでかかったので周りの人たちの動きも止まった。 「誰が!?なんで!?いつ!?どこで!?何が!?」 「ちっちゃいとき約束したでしょー? 新ちゃんひどいー。」 確かに、そんなことも言ってたような言ってないような。 でもそれはね、女の子だとゆー前提があるわけで。 でも男だったわけで。 無効ですよね? でも、ここは食堂なわけで。 人がいっぱいいるわけで。 ……俺、今日からその人たちの中で改名決定。 どんなあだ名がつくのかなー。
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

364人が本棚に入れています
本棚に追加