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もちろん、春人のことが嫌いなわけじゃない。
性格はいいし、一緒にいて楽だし。
でもそうゆう関係になるつもりはない。
やっぱ、俺は女の子が好きだし。
実は、最近いい感じの子もいるし。
実は、今日放課後デートだったりするし。
ごめんな、春人。
「新ちゃん!帰ろー!」
放課後、いつも通り春人が俺の教室まで迎えにきた。
「ごめん、今日は用事あるから一緒に帰れね。」
「えーなんだー。じゃしょうがないからトモキくんと帰ろ。」
「はるちゃん俺の扱いひどくね?」
「あはは。冗談だって!」
楽しそうに話す春人とトモキに別れを告げ、俺は待ち合わせ場所の駅へ向かった。
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