運命の出会い。

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念の為、親父が連れて行かれた駅で私も一緒に降りる。 すると隣に、さっきの男の子が立っていた。 「あ、あの…! ありがとうございます!」 ちゃんとお礼を言わなきゃと、男の子を見上げる。 「いいよいいよ、助けるくらい当たり前だし」 目の前の男の子は、キレイな目をしていて、カッコよくて、不思議と私の鼓動は早まった。 「あの、何かお礼させて下さい!」 「お礼なんてほどのことじゃないし 気にしないでよ。 じゃ、今後も痴漢には気をつけて!」
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