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確かに乙葉が言っている事はもっともだ。
俺達は何もしていない。
つまり校長が俺達に向かって来ているのは単に俺達が制服を着ていて、それが自分の勤めている学校のものだったからだろう。
なんて事を考えてるうちに校長は俺達の前に立っていた。
校長「君達は白栄高校の生徒だよな。私は新校長の梅宮 レイカだ。よろしくな」
乙葉「こんばんは校長先生。私は2年A組の西園寺です」
真「こんばんは。同じ2年A組の浅倉です」
朝の挨拶の時も思ったがかなりフレンドリーな喋り方をする人だ。
ちなみに白栄高校は俺達が通ってる高校な。
レイカ「校長先生なんて堅苦しい呼び方はよしてくれ。レイカでいいよ」
「は、はいレイカさん」
「は、はいレイカさん」
俺達の声はシンクロしていた。
一緒に暮らしていればありえない事じゃない。
いや……ありえないかな。
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