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高校は、そんな女の子達から離れたい一心で、進学校に入った。 安らぎを求めていたが、ここはここで、ガツガツしてない感じと、当時人気のあったバンドのメンバーに似ていると言われ、理系クラスに進んだ筈がまた告白されたり、『あの子お前の事好きらしいぞ』と言われた。 正直、女の子という生き物が、少し苦手になった時期もあった。 勝手に好きになって、好きじゃなくていいから付き合ってなんて言って、私の事好きじゃないのと泣く。 女の子に困らなかったのは周りの意見。 困らなくて、困っていたのが正直なところかもしれない。
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