†手紙†

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 彼は不思議に思いながらも手紙を開ける。  《今の生活に飽きていないか?  とある無人島で待つ》 「えっ!? 無人島!?」  意味不明な手紙に対し、当然ながら驚いている様子。  手紙にはたったこれだけしか記されていなかったのだ。  封筒の中には、無人島へ行くための船の案内も同封されていた。  風水は考えて込んでいるのかしばらくの間、ただじっと手紙を見ている。  もちろん、彼は今の生活に飽きてはいない。  それどころか、探偵になるという夢まであるのだ。  結論が出たのか、手紙を封筒の中にそっと閉まった。  その結論とは果たして――。  
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