5798人が本棚に入れています
本棚に追加
/396ページ
立ったままのあたしと、
ビリヤード台に座ったままのお兄ちゃん。
ビリヤード台から降りると真っ直ぐあたしの方へ向かってきた。
お兄ちゃんの目は凄く冷たかったから、あたしは迷惑かけたことを謝ろうとした。
「ごめんなさ…きャ!」
言いかけた途端、突然お兄ちゃんはあたしを抱きかかえた。
「え!?お兄ちゃん!?」
そのままビリヤード台の上にあたしを乗せると、お兄ちゃんはあたしの上に股がってきた。
「お兄ちゃんっ!?」
状況がまだ理解出来なくて、目を見開いたままでいるあたし。
お兄ちゃんの手がスカートを捲りあげあたしの太ももに触れる。
お兄ちゃんの顔が近づいてきて、あたしの首筋に吐息と唇が触れる。
「嫌っ!お兄ちゃんっ!!待って!!」
あたしがやっと状況を理解し、お兄ちゃんを制止すると、お兄ちゃんの動きがピタッと止まった。
顔を上げたお兄ちゃん。
「…おまえ、何してんだよ?」
最初のコメントを投稿しよう!