…story 5…

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立ったままのあたしと、 ビリヤード台に座ったままのお兄ちゃん。 ビリヤード台から降りると真っ直ぐあたしの方へ向かってきた。 お兄ちゃんの目は凄く冷たかったから、あたしは迷惑かけたことを謝ろうとした。 「ごめんなさ…きャ!」 言いかけた途端、突然お兄ちゃんはあたしを抱きかかえた。 「え!?お兄ちゃん!?」 そのままビリヤード台の上にあたしを乗せると、お兄ちゃんはあたしの上に股がってきた。 「お兄ちゃんっ!?」 状況がまだ理解出来なくて、目を見開いたままでいるあたし。 お兄ちゃんの手がスカートを捲りあげあたしの太ももに触れる。 お兄ちゃんの顔が近づいてきて、あたしの首筋に吐息と唇が触れる。 「嫌っ!お兄ちゃんっ!!待って!!」 あたしがやっと状況を理解し、お兄ちゃんを制止すると、お兄ちゃんの動きがピタッと止まった。 顔を上げたお兄ちゃん。 「…おまえ、何してんだよ?」  
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