第一章 ~出発~

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変な夢を見ていた。 何なんだろう、あの夢は。 はっきりと思い出せない。       木のザラザラした表面が気持ちいい。       『寝てたのか・・・・・・。』       ゆっくりとテーブルから体を起こす。 一瞬、学校で居眠りをしていたのか、と勘違いしてしまったが、ここはギルドの本部である。       『どれくらい寝ていたんだろう。他のプレイヤーは相変わらず賑やかみたいだ。』       まだガイはログアウトしてから帰って来ていないようだ。       『リアルの俺がどうなっているか、早く知りたい・・・・・・。』       今はガイを待つしかない。
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