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「ただいま…」
って言ったけど誰もいないかぁ…
私は自分の部屋で考えた。どうして拓真がなんな事を言ったのか…
ずっと考え込んでいたら携帯が鳴った。
[ 紗季さん ]からだ
拓真のお姉ちゃん…。 何で紗季さんからくるんだろうと思いながら電話に出た。
「もしもし?紗季さん?どうしたの?」
「杪ちゃん…?あの…ね…?た…拓真が…
交通事故で…即死だって……」
何言ってんの?紗季さん拓真が即死?
そんなことあり得ない⁉
私は電話を切り病院に向かって走った。
さっきまで元気だったじゃん?笑ってたじゃん?手繋いでたじゃん?キスしたじゃん? 何で…?何でよ?
[ 総合病院 ]
はぁ… はぁ…
中に入ると、拓真の両親が泣いていた。
目の前には横になって白いハンカチが顔を覆っている。拓真の姿があった。
冗談だよね…?
私はゆっくり拓真の顔を覆っているハンカチをとった…
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