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そこに寝ていたのは、本当に拓真だった…。 綺麗だった顔に傷が付いてて、体温もなかった。
さっきまで太陽みたいに温かった手さえ体温がなかった。
「た…拓真…」
私、声が出なかった。だった泣くしかなかった。
「杪ちゃん…拓真の分までしっかり前を向いて生きるのよ…?」
拓真のお母さん…
私、そんなこと出来ない…拓真がいないと私生きてなんていけない……
病院に私の泣き声が響いた。
そしてお通夜などが行われた。
「拓真…あたし拓真が生まれ変わったらまた好きになっていい?」
拓真が亡くなっても、私が結婚しても私の心の中には拓真が一番だからね。
生まれ変わっても君を愛します。
--アレから3年--
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