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「お待たせ~」
エステルが階段をパタパタと降りて来た。
服装も寝間着から普段着になっている。
「ようやく来たか、このずぼら娘め」
カシウスが茶化すように言った。
「悪かったわね、ずぼらで。不良オヤジ」
エステルも負けじと言いかえす。
「ほぉ~。親に向かって不良呼ばわりとは言うようになったじゃないか」
「フン、娘をずぼらに育てたのはどこのどちら様でしょうねぇ~」
二人の間に火花が散る。
「はいはい、朝からケンカしないの」
ヨシュアが呆れて言った。
「冷めないうちに食べようよ」
二人はしばらく睨み合っていたが、やがてしぶしぶ席についた。
「それでは、頂こうか」
カシウスが合掌し、エステルとヨシュアも倣う。
『いただきます』
三人は食事を食べ始めた。
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