1章

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さて、俺も家に戻って出かける準備でもするか。 それにテルに渡すブツも探しておかねーとな。 「もう行くのかね、お若いの」 「ああ、決まりみてーだからな」 「ほっほっほっ、決まりじゃ仕方あるまい。 そうそう、お前さんの名前を聞いてなかったのう」 「左近寺リョータだ、忘れんなよ」 「ほっほっほっ、自信ないのぉ」 「自信ねーなら聞くなよ!」 ジジイめ、ボケるのは勝手だが、高貴な俺様の名前くらい、死ぬまで憶えてやがれよな。
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