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「ちっ!そんなところに隠れるなよ~」
今度は、二発撃ち込まれる。
「くそっ!!」
俺は悪態を付きつつ、机から飛び出た。
すると、今いたところに二発分の穴が空いた。
「うわっ!危ねぇな!」
しかし、これで5発撃ったな。
俺の銃だとすると、弾の数は6発。
残りは、1発だけだ。
これをかわせば、取り押さえることはできる。
でも、俺も隠れる場所がもうない。
当たれば…ジ・エンドだな。
右足の出血が意外に酷くて、そう長い間戦闘できない。
それに、そろそろ奴のボディーガード達が来そうだし。
そうなれば、完全に俺の負けだ。
暗い未来を想像していると、社長の後ろで何かが動いた。
「!!」
蒼夜だ!あいつ、社長の後ろにいる!!
蒼夜は俺の視線に気づくと、分かってるというようにコクンと頷いた。
よし、いける!!蒼夜がいれば、大丈夫だ。
俺は、本当に…。本当に最後の勝負に出た。
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