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俺の言葉に、汐崎はきっぱりと言った。
「駄目だよ。君も、これ以上長引かせるのは嫌だろう?だから、大人しくしててね」
「でも!!」
汐崎は静かに、とっても静かに言った。
「『でも』も何もないの。駄目ったら駄目。…それとも、強制的に寝たい?」
…そりゃあもう、綺麗に微笑んで。
「お、大人しくしときます…」
その、拒否を許さない微笑みに俺は負けた。
…汐崎って、怒ると静かに恐くなるんだな。
俺が(しぶしぶだが)了承したので、汐崎は食器を持って出て行った。
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