8月8日‐悪循環

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どうしたらいいんだろう‐ただそれしか考えられない。でもおれがなにをするにも、あなたにとって嫌な気持ちにするのかな。 おれの存在は今、あなたにとってどう映るだろう? そう考えただけで胸が苦しくなる。おれはめちゃくちゃ最低な事、めちゃくちゃ大切な人にしちゃったから。 おれの苦しさの何倍も、あなたは嫌な思いしてるし、これからも思い出したりする度に苦しくさせちゃうんだよね。本当にごめん。それでもまだおれとの関係を続けてくれようとしているあなたに感謝しなきゃね。 昨日というか今日というか、あなたの隣で眠れないというか、眠っちゃいけないような気がして、しばらく起きてた。あんなことしたのに、いびきとかかいたら最悪だしとか思って。 でも勇気を出してあなたの手を握ったとき、あなたはそれを許してくれた。 そしてあなたは寝ぼけていたかどうかわからなかったけれど、突然昨日までのおれたちのように、あなたは自然とおれの胸の中に入って来てくれた。恐らくねぼけていたよね。だって冷静だったら有り得ないことだから。でも例え寝ぼけてたにしても、あなたの心のどこかにまだおれの腕枕とかを居心地よく思ってくれる気持ちがあるのかもって、安心してた自分がいた‐ そして気付いたら朝の8時55分。目覚ましのアラームに気付かないほど寝ちゃってた。9時から授業のあなたをすぐに起こした。 今のおれは何をしてもあなたに苦しみを与えてしまう。 でも許して欲しい。おれがあなたのそばにいること。おれがあなたの彼氏であること。 この苦しみから逃げ出したくなる自分がいる。何であんなことしたんだろう??何であなたのことを信じてあげられなかったんだろう??ただ、後悔ばかり。 今すぐ自分が消えてなくなりたい気持ちでいっぱい。でもここでおれがいなくなったらもっと最悪。ただあなたを傷つけただけでいなくなろうとしているんだから。おれはこの苦しみから逃げちゃいけない。まだ始まったばかりの2人の関係に空けた大きな大きな穴を、毎日うめていかなきゃならない。これは当然のこと。人によってはフラれてもおかしくない。でも、あなたは自分の反省すべきだった点とか言ってくれた。そして、おれがやったことは仕方のないこととまでいってくれた。 こんな最低なおれのために、傷ついた心を持ったままで。
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