旅立ちの日

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そんな話をしてるうちにミカたちはもう帰ろうとしている。 マコトが焦りながらケンジに言った。 「お前男だったらそんぐらいできんだろ」 ケンジが弱気な声で言った。 「わかった、わかった話てくればいいんだろ」 とうとうケンジ折れた。 ケンジが席を立ちミカの方に向かって歩いて行く。 気付いたときには、ミカの目の前にいた。 「…………」 長い沈黙が続いた。
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