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そう言ってルリは二匹の間に突撃した。
「おらおらおらぁぁぁぁぁぁぁ!」
「なっ!?」
「っ!?」
蒼鉄にタックルを当てて吹き飛ばす。
ランペルティザーはなんとか避けて、間合いを取った。
「ぐっ……!」
蒼鉄はタックルが聞いたのか動かない。
これによりランペルティザーとルリの一騎打ちの構図が確定した。
「よう、シスコン」
「貴様か……はっ!?」
グリがいない事に気がつき、ランペルティザーは焦りを隠しながら聞いた。
「グリはどこだ……。 教えればそこにあるマタタビと安全の保証をしてやる」
「お前はグリを随分安く見てるんだな、マタタビと私の身の安全程度じゃ足りねぇよ」
「……貴様、なぜいつも邪魔をする?」
「アイツに自由を教える為に」
鋭い眼差しでランペルティザーを見ながら言うルリ。
ランペルティザーは怒りを抑えた様子で、もう一度聞いた。
「これが最後のチャンスだ。 グリの居場所を言え」
「答えはNOだ」
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