~第一章~

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「まぁ待て、安心しろ。さっきのは冗談だ。バスケはやるがな」 「えっ…恭介…マジなの?」 「無論マジだ」 輝いた目で返された…。 「確かに俺達は野球をやっている。だがそれは試合があったからで、その予定のない今、リトルバスターズは只の仲良し集団になっている」 恭介がまた長い話を続けた。 「別にそれは悪くない…むしろ大事なことだ。すげぇ青春だ。だがな、野球をやったりとか、体を動かすこと……それを仲のいい友達と一緒にやること……それも最高に青春だと思わねえか?」 「あぁ…わかる、わかるぞ恭介」 謙吾がうんうんと頷いている。 「そいつは勿論野球だっていい。だが…そればっかりじゃつまらないってわけさ」 「それでバスケなんだ?」 「あぁ」
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