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「理樹、お前はどうだ?」
「まぁ…反対はしないけど、明らかに人数余るよね…」
「何か別の案はないのかよ?」
鈴に蹴り飛ばされたまま倒れていた真人が、起き上がると同時に言った。
「バスケじゃないと駄目だ。今はバスケな風が吹いてるんだ。もう暴風だぜ?」
「いやいや……意味わからないから…」
「あたしは嫌だぞ」
鈴が唯一、反対の意を示してきた。
「な…何でだ…、鈴?」
恭介が本気で寂しそうだ……。
「どーせ恭介のことだから、あたしと理樹をエースとか言って持ち上げるんだろ」
「…む…」
微妙な反応…そのつもりだったんだ…。
まぁ僕も何となく予想できてたんだけど…。
「サッカーとかはいいんじゃないか?」
「謙吾?」
「今、リトルバスターズは11人だ。西園はマネージャーだが、11人でやるサッカーならば、10人でもなんとかならないこともないだろう」
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