~第一章~

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「理樹、お前はどうだ?」 「まぁ…反対はしないけど、明らかに人数余るよね…」 「何か別の案はないのかよ?」 鈴に蹴り飛ばされたまま倒れていた真人が、起き上がると同時に言った。 「バスケじゃないと駄目だ。今はバスケな風が吹いてるんだ。もう暴風だぜ?」 「いやいや……意味わからないから…」 「あたしは嫌だぞ」 鈴が唯一、反対の意を示してきた。 「な…何でだ…、鈴?」 恭介が本気で寂しそうだ……。 「どーせ恭介のことだから、あたしと理樹をエースとか言って持ち上げるんだろ」 「…む…」 微妙な反応…そのつもりだったんだ…。 まぁ僕も何となく予想できてたんだけど…。 「サッカーとかはいいんじゃないか?」 「謙吾?」 「今、リトルバスターズは11人だ。西園はマネージャーだが、11人でやるサッカーならば、10人でもなんとかならないこともないだろう」
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