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だから、お月様にお願いしたのニャ…。
真理亜『お月様……どうかお願いを聞いてください…。
私を助けてくれた…あのご主人様を…幸せにしたいです……。
ご主人様の過去の傷をどうにかしたいです……。お願いします……私に…ご主人を幸せにできる力をください…。』
そしたら……頭の中で声がしたのニャ…
(いいでしょう…ただし……あなたの…妹と一緒にその人間を……幸せにしなさい……それが…力を与える条件です…)
真理亜『でも…妹は…生き別れて…。』
(大丈夫……必ず貴方の元へ……現れるでしょう……。ただし……この力には弱点があります……。)
真理亜『弱点?ニャんですかそれは…?』
(貴方の双子の妹と…力をわけあったので…威力は半減しました…。そのせいで……満月の夜は…魔力が弱まり、能力が使えません…。それを忘れないで……。)
そう…頭の中で聞こえた声は、その言葉を言った後…聞こえなくなったのニャ…。
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