第二章

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帰ってからも変わらずメールや電話を毎日した。 でもある事がきっかけで連絡も取れなくなった… いや、取れなくなったんじゃなくて僕のせいで… 優しい君はずっと悩み続けながら僕と繋がろうとしてくれたよね…。 でも辛いのを隠しながら僕の側に居ようとする君を僕はこれ以上見ていたくなかった… 毎日電話口で涙ぐんでそれでもこんな僕の事を好きだって言ってくれる君をこれ以上傷つけたくなかった… 僕が犯した過ちのせいで君が傷つく必要なんて一つもなくて… 簡単な事なんだ。君をこの悲しみや辛さから解放してあげる事は… でもそれはすごく残酷で君も僕も同時に傷つける事だった。
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