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ララと共に風に乗りあの場から離れたローズはただ茫然としていた。
「さっきの風…それに金髪…」
ローズはこんなことできる人間を知らない。そして金髪の人間を知らない。
「あなたは誰?」
そう尋ねるとララは悲しそうな顔をしてただ首を横にふった。
「私はララ。これ以上は聞かないで」
そのとても悲しそうな顔を見たローズは静かに頷いた。
「さぁ、あなたはこのままこの森をぬけなさい。真っ直ぐ行けば出れるから」
「お姉ちゃんは?」
「私はドルのもとに戻るわ、デスグランツは強いから…」
そしてローズはララと別れ、出口へと向かいララはまた風に乗りドルの所に向かった。
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