第2章

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ララと共に風に乗りあの場から離れたローズはただ茫然としていた。 「さっきの風…それに金髪…」 ローズはこんなことできる人間を知らない。そして金髪の人間を知らない。 「あなたは誰?」 そう尋ねるとララは悲しそうな顔をしてただ首を横にふった。 「私はララ。これ以上は聞かないで」 そのとても悲しそうな顔を見たローズは静かに頷いた。 「さぁ、あなたはこのままこの森をぬけなさい。真っ直ぐ行けば出れるから」 「お姉ちゃんは?」 「私はドルのもとに戻るわ、デスグランツは強いから…」 そしてローズはララと別れ、出口へと向かいララはまた風に乗りドルの所に向かった。
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