第1章

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ある日の午後。 「こんにちは~ローズいる~?」 「あら、マコ!どうしたの?」 ローズの幼なじみでコックをしているマコはお店が忙しくてめったにこない。そのマコが手に大きな袋をさげてやってきた。 「いや~ちょっとね~」 そう言うとマコはローズに持っていた袋を手渡した。 「これ、この前言ってた薬草。あとおいしそうだったから木苺もつんできた。」 袋を開けると大量の薬草と大きな木苺が入っていた。 「わぁ、ありがとう!もうそろそろ薬がきれるころだったの!この木苺もおいしそう♪あっ、お茶入れてくるね♪」 ローズは袋を持って奥の部屋へと入っていった。 その様子を見ていたマコは少し悲しそうな顔をしてぼそっとつぶやいた。 「やっぱり教えといた方がいいよね…」
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