一、出会い

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「にゃーぉ。にゃーぉ。」 チャトランはウロウロしながら鳴いた。 私はお腹が空いているんだと思い、チャトランを呼んだ。 当時の私はびびりで、猫を抱っこするなんて出来なかったからだ。 「おいで。おいで。」 私はチャトランを呼びながら、ゆっくり家の勝手口に向かった。 不思議とチャトランは私の言葉がわかったのか、ゆっくりと後を着いて来た。 私が勝手口の扉を開けると、チャトランは中に入った。
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