7人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
俺はそっと楓の太股に手を置いた。ビクッと体を震わせ、俺の方を見る楓。
『ち、ちょっと…何すんのよ!』
『いいからいいから、映画見ないと分かんなくなるよ?』
サワサワと太股に置いた手を動かしていく。その度に楓は震える。
相変わらず敏感…。
ほんと楓は可愛い。147㎝しかない身長も、それに不釣り合いなサイズの胸も、そんで何より感じやすい体。
こいつと付き合うまで分かんなかったけど、男って誰でもSっ気あるんだなぁ~。
だって俺、今じゃ超がつくドSだし。
太股の上でいやらしく動いてる手は、今じゃ楓のスカートの中で更にやらしさを増してる。
でも肝心なとこには触れてやんない。
『ね、ねぇ…もうやめてよ…映画見ようよ。』
さっきより勢いのなくなった声で、楓が囁いてくる。
『やめるって何を?太股?…それともこっち?』
さりげなく肩に手を回して、楓を引き寄せ耳元に息を吹きかけながら喋る。
『ひゃっっ!んっ、み、耳はダメぇっ!』
反射的に離れようとする体をがっちりと掴み、そのまま耳を甘噛みしてやる。
『知ってるー。ってか楓は全身ダメじゃん。』
どこ触っても感じるし…言いながら肩に回した手で、首筋をなぞる。
『やぁっっ…感じ…てなんかっ…!』
こんなに体震わせてるのにねぇ…。
『ふーん。感じてないんだ。じゃあ俺が何しても平気だよね?勿論…声も出さないよね?』
俺を見つめる目は、今にも涙をこぼしそうに無理だって訴えてるのに…
『……感じてないもん……』
…さすが俺の彼女。
『知らないよ?』
予想通り過ぎる答えに嬉しさを隠しきれないまま、楓の耳にそっと口づけて囁いた。
最初のコメントを投稿しよう!