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しかし、仔猫の方はまるで出ていく気はないようでごろごろとおじいさんの足に身体を撫で付けます。
「……ふん。勝手にせい。わしは寝るぞ。」
そう言っておじいさんは床につきました。仔猫はおじいさんの隣で丸まって寝ました。
「ふん。今日はおかしな一日じゃったのぅ。隣の娘には話しかけられるわ、妙な猫はついてくるわ……、ふぅ…。」
でもおじいさんは知りませんでした。そんないつもとは違う日が、明日からも続くことを……。
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