おじいさんと仔猫の生活

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ぶるんぶるん! おじいさんはバスに乗り込みます。おじいさんの家から息子夫婦の家まではかなりの距離があり、まずはバスで隣町の駅まで行かなくてはいけません。 「…………」 バスの中でおじいさんは仔猫の心配をしていました。いつも一緒だった仔猫が離れてしまい、途端に不安に駆られたようです。 (大丈夫じゃ……。餌も水もたんまりやっておいたしの……。) 自分に言い聞かせるように言いますが、やっぱり不安は拭えないようでした。 そうして、あれこれ考えているうちに気が付いたら目的の場所に近づいていました。
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