異変

2/6
52人が本棚に入れています
本棚に追加
/64ページ
「あれ?開かねーし」 高田美砂は学校の玄関の扉を開けたが、無常にもびくともしなかった。 「何だよ!!」 学校を抜け出すつもりだった美砂は、怒りで扉を蹴った。 だが、足が痛んだだけだった。 「ちっ」 舌打ちした後、今度は窓へ足を運んだ。 ここは1階。窓からでも充分脱出は出来る。 しかし、窓も開く事はなかった。 「超意味不明だし!!」 美砂の機嫌は悪くなる一方だった。
/64ページ

最初のコメントを投稿しよう!