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4階の廊下では、安堵している生徒で溢れていた。
しかし、それは間違いだった。
「きゃー!!」
その悲鳴は1組の方から聞こえてきた。
だが、その悲鳴は一瞬にして消え去った。
「…何…だよ、あれ…」
8組の廊下にいた山城賢は、信じられない光景を目の当たりにしていた。
1組の方から順に人々が倒れ出した。
それは2組も同様で、次々に3・4・5組…と教室の前にいる人で立っているのは誰一人としていなかった。
「…!!」
そのウェーブのような人倒れの波は、もう8組に迫って来ていた。
それを見た賢は、恐怖で逃げ出してしまった。
すぐ近くの階段から一気に下に降りて行ったのだった。
4階の廊下は、殆どの1年生の死体で埋め尽くされていた。
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