52人が本棚に入れています
本棚に追加
/64ページ
山城賢の話しを聞き、杉山佳奈・遠藤仁美は信じられないようだった。
何もないのに人が死ぬなど有り得ないからだ。
木田隼人もお手上げ状態だった。
「廊下に出てたら、私も悠太の所に行けたのか…」
仁美は未だにそんな事を言っていたが、佳奈はもう相手にしなかった。
「何の外傷も見られないところから、心臓発作の可能性が高い。けど、一斉になるか…?」
隼人は隼人で一人で推理していた。
「それより、早く学校から出たい…」
「俺も…」
佳奈と賢は意見が一致した。
「まずこの階にいたくない」
「私も」
今度は仁美が賛成した。
「一先ず1階に行こう」
隼人も賛成し、4人は4階を後にしたのだった。
最初のコメントを投稿しよう!