第4罠

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山城賢の話しを聞き、杉山佳奈・遠藤仁美は信じられないようだった。 何もないのに人が死ぬなど有り得ないからだ。 木田隼人もお手上げ状態だった。 「廊下に出てたら、私も悠太の所に行けたのか…」 仁美は未だにそんな事を言っていたが、佳奈はもう相手にしなかった。 「何の外傷も見られないところから、心臓発作の可能性が高い。けど、一斉になるか…?」 隼人は隼人で一人で推理していた。 「それより、早く学校から出たい…」 「俺も…」 佳奈と賢は意見が一致した。 「まずこの階にいたくない」 「私も」 今度は仁美が賛成した。 「一先ず1階に行こう」 隼人も賛成し、4人は4階を後にしたのだった。
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