52人が本棚に入れています
本棚に追加
/64ページ
山下理沙は、未だ3階にいた。
「あんたらの顔、見てるだけでムカつく」
そう死人に吐き捨てると、理沙はクラスメイトの顔面を蹴り飛ばした。
蹴られた顔は、首から骨が折れ変な方向に曲がった。
「良い気味」
ニヤつく理沙は、その後も次々に顔面を蹴り飛ばしていった。
「みんな死んだ。みんな死んだ。みんな死んだ。みんな死んだ。みんな……」
狂ったようにそう言うと、クラスメイト以外の死体の顔面も蹴り飛ばし始めた。
「あはははは!!」
もはや、以前の理沙の姿は何処にもなかった。
最初のコメントを投稿しよう!