第6罠

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友里・真奈美・雄也・光・美香は、裏校舎4階まで逃げていた。 表校舎には生徒たちの死体で埋め尽くされているため、裏校舎しか逃げ場はなかったのだ。 「あの子、やばかったね…」 真奈美は理沙に恐怖していた。 「どうすりゃ良いんだ……」 雄也も、この檻の中から抜け出せない焦りから、途方に暮れていた。 「なぁ」 そんな中、光と美香は寄り添っていた。 「何?」 光の言葉に美香は答えた。 「学校から出られたら…俺と付き合って?」 「え…」 突然の事に、美香は顔を赤らめていた。 そして、 「………うん」 と返事をした。 一方で、真奈美はある物を発見した。 「あれ?何でこんな所に?」 目の前にあるそれを見て、真奈美は手に取ってしまった。 「……」 その瞬間、真奈美は豹変した。
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