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何故同じ母親と父親から生まれたのに、ボクには誰も貰い手がいなかったのか。そんな疑問を抱いていたある日、飼い主の人間がボク一匹をダンボール箱に入れて河原へと歩いていった。そして僕を河原へと『捨てて』いった。そしてボクは秋の夜の寒さと自分以外には誰もいないという孤独感、そして次第に強くなっている空腹感と戦っていた。
そんな雑念も睡魔には勝てずに、ボクはぐっすりと死んだように眠った。そのまま死んでしまっても構わないと独りのボクは思っていた。
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