第二章

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僕は一匹の猫を拾った。その猫は汚れきって疲れきって、ボロボロになって地面に倒れていた。僕はそんな猫を大事に両手に抱えると帰りの道を急いで帰った。 僕の家は河原の近くにある学校、山形市立東小学校から直線に歩いていったつきあたりにある。近所は一軒しかなく、ばあちゃんの管理している畑の向かいには山形市立第四中学校があり、道路を挟んで向かい側には田んぼが広がっている。近所は近くには一軒しかないというなかなかユニークな場所に立っている家なのであった。
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