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洗顔をして。
歯を磨いて。
スーツに着替えて鞄をもって家を出る。
これがいつもの日常。
乗る電車は通勤通学時間と重なるため、かなり混む。
その通勤ラッシュをなんとか乗り越え、会社までの道のりを歩いていく。
「きゃあっ!」
そう声がしたと思えば、倒れている女性が目に入った。
女性のものと思われる紙が辺りに散らばっていた。
周りを見ても助けようとする人はいない。
「いったた…」
起き上がったと思えば、はっとして紙を集めている。
俺の体は…自然に動き出していた…。
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